薄月鬼
□第三話
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背後から俺に労いの言葉を掛けてくれた一女
うさぎ【あ…けど皆あんな傷まみれになっちまって…俺、あいつら助けれたのかな】
一女【あの子達の戦いが無に帰さなかったのは君のお手柄よ】
うさぎ【え…】
一女【君のおかげで皆は死なずに済んだの】
〔昨夜〕
〔皆が池田屋で戦闘中のとき、一女が近くの交番へ援護を依頼しにいってくれていた〕
〔池田屋に大勢で押し寄せ隙あらば新撰組の手柄を奪う気だった奴らを〕
戦闘が終結を迎えるまで池田屋に一歩たりとも近寄らせなかった様だ
京都の治安を護るという面では
交番の警官の援護も必要になる
〔浅葱の和装セーラーを身に纏い戦う俺達新撰組幹部はここで負けるわけには行かねえ〕
第三話 完