薄月鬼

□第六話
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一女【政府を良く思わない人たちが良太くんをひどい目に会わせようとしてる様ね、彼を無事に未来へセレニティーのもとへ返してあげられれば幸いだけれど】

美月【良太のやつ…【平気かあのバカ】】

桃火【良太くんを無事三十世紀の屯所へ帰らせる手立てが限りなく広がりました君のお陰で】
桃火【良太くんがこの時代の屯所にいたのはほんのひと月程度でしたし。彼の素行を知るのはなかなか困難な事ですが良太くんの兄である君ならば姿は違えども関与できますね。】

美月【……おぅ。】

うさぎ【あの新入り隊士の兄貴だったとはな。おまえが。そうと解れば追い出せなくなっちまったな……昨日の件は忘れるってんなら弟が更正するまでおまえも稽古付けてやるよ】

咲妃【君の弟くんを更正に導くためならあたしたちがしっかり鍛えてあげるわよ。】

美月【あ…ありがと。咲妃先輩】

泉水【追い出されるの免れて良かったわね……とりあえずはだけどね】

美月【おぅ…良かったよ】

うさぎ【ほんとならこんな女子寮みたいな所より剣道道場や武道寮に入れてやりたかったが…心配なことは相談してくれ、出来る限りのアドバイスはするぜ。】

美月【ありがとな。助かるよ】

第六話 完
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