長編

□第三話
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あの日から数日経ち、普通の生活に戻り始めた
(相変わらずの雪之丞に疲れることもあるが)
時々、自分が何をしたいのか分からなくなる
こんな事・・牛鬼や高猿寺に聞かれでもしたら鼻で笑われそうだ
むしろ高猿寺には、大笑いされそうだな
桃や雉乃木あたりは気にかけてくれるだろうか?
犬飼は、・・・・五月蝿いだろうな、とそこまで考えて止める

ちなみに今は、授業中だが私は興味がないため聞き流している

『・・・はぁ』

溜め息が一つ口から零れる


机にひらりと小さく織られている紙が乗せられる
それに顔を上げると桃が笑ってこっちを見ていた
それに恥ずかしくなり下を向いて紙を開いてみる

『・・あ、』

 キーンコーンカーンコーン

タイミング良くチャイムが鳴る
紙に書いてあったのは、゛お昼、一緒に食べよ"の一文
ほとんど私は一人で食べている方が多いものだから少し気まずい

先生「終わりにしましょう」

生徒1「起立!気をつけー、礼」

「「「「ありがとうございましたー」」」」


適当に挨拶をしていつもなら屋上へ行くのだけど今日は、違う

祐「じゃ、行こっか」

『・・うん』

桃と一緒に中庭に行くと皆揃っていた
しかも雪之丞や・・・牛鬼、他の鬼達までいる

『・・・・・』

桔「・・・・・」

祐「(ど、どうしたの?)」

「(気まずいんだと思うよー、お互い)」

咲「(なんかじれってぇな)」

雪「(仕方ないですわ、ケンカなさったんですもの)」

雅「(そのようですね)」

『ねぇ、聞こえてるんだけど』

祐「あっ、」

コソコソとこっちを盗み見るもんだからバレバレだ
しかも高猿寺や雪之丞は、ニヤニヤとした表情だ
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