恋の蕾
□恋の蕾Ⅳ
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夕暮れ時
悟天・コウの部屋に、チチが顔を出した
チ『悟天、悪いけどコウちゃんを探しに行ってけれ』
天「まだ帰ってきてないの？」
２時間くらい前に出かけたっきり、帰って来ていないのだという
悟天とトランクスは、コウを探すべく森へと入って行った
ト「そういえば、コウは何しに行ったんだ？」
天「今日のごはんに使うざいりょうを取りに行ったんだよ！」
ト「ふ～ん」
それでいなかったのか・・・と、納得するトランクス
暫く歩いた所で、２人は手分けして探すことにした
しかし、このだだっ広い森を闇雲に探した所で埒(ﾗﾁ)が明かない
トランクスは、森が見渡せる岩山に登った
悟天達程ではないが、昔からの遊び場
それなりに地形を把握している
コウの行きそうな場所を絞り込もう！ ということだ
ト「コウの行きそうな場所・・・
あそこの湖とか、景色のいい岩山とか・・」
絞り込んでいくが、ふと思った
コウは、今日の夕飯の材料を集めに行ったんだった
だとしたら、山菜や木の実の取れる場所を探した方がいいんだ
それからの行動は早かった
自分の知る限りの場所を虱潰しに探した
遊びの最中に、よくコウに教えてもらっていたから
ト「あっれ～？ ここにもいないや」
自分の知る限りの場所は全部回った
そのどこにもコウの姿は見当たらなかった
かと言って、悟天からの見つけたという合図はない
ト「ったく、どこほっつき歩いてんだよ・・・ん？」
辺りをキョロキョロ見渡したトランクスの目に、お探しの人物が映った
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