恋の蕾

□恋の蕾V
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洗濯物を干し終わった空の籠を持ったコウの視線の先は、食卓の上。

英語のタイトルと、端には”孫 悟飯”と書かれたノート。




これって昨日、お兄ちゃんが夜遅くまでやってた・・・
忘れちゃったのかな?




ノートを手にして、母の元へと急いだ。




『お母さん! 私、今からお兄ちゃんの所に行ってくるよ』

チ『えぇ? 悟飯の所って、学校へか?』

『うん。 これ、お兄ちゃん忘れてったみたいだから、届けてくる』

チ『そうか、悪いだな
気をつけて行くだよ!』

『はぁーい』




小さいリュックにノートを入れて、チチに見送られながら家を後にした。




オレンジスターハイスクール
確か、サタンシティだったよね




ばびゅーっと勢い良く飛んで行った。























数分経つと、大きな街が見えてきた。

人気のないところで街に降りて、オレンジスターハイスクールへと急いだ。




『わぁ・・・・思ったより大きい・・
お兄ちゃんはどこかな?』




感想もそこそこに、建物に入り、悟飯を探す。











その頃、ちびっ子2人はというと・・・




天「ただいまー!!」

ト「おじゃましまーす!」

チ『おかえり悟天! よく来ただなぁ、トランクス』

ト「こんにちは、チチさん」




今日のちびっ子は、孫家で遊ぶ模様。

すると、キョロキョロと自分の家なのに周りを見渡す悟天。
不思議に思ったチチは、悟天に尋ねた。




天「ねぇ、コウねえちゃんは?」

チ『コウか? コウなら、悟飯の所へ忘れ物を届けに行っただよ』




そう答えるチチに悟天はしょんぼり。
コウに、遊んでもらおうと思っていたようだ。

後ろで聞いていたトランクスが、何かを思いついたように、悟天の肩に手を置いた。




ト「悟天、そんなにしょんぼりするなよ! いいこと思いついたぜ!」













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