恋の蕾

□恋の蕾X
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天「姉ちゃん、早く早く!」




玄関でコウを待つ悟天は、落ち着きのない様子




『お待たせ!』

天「早く行こ♪」

チ『気つけて行くだよ!』

天「『はぁーい!』」




日もそろそろ暮れようというこんな時間に、コウと悟天はカプセルコーポへと飛んで行った


今日は、毎年恒例の夏祭りがあるのだ
悟天がはしゃぐのも納得がいく












数十分でカプセルコーポの玄関へと着き、インターフォンを押した

中から出迎えてくれたのは、ジンベエを着たトランクスだった




天「わぁ〜、トランクスくん、いいなぁ」

ト「へへ! 夏祭りって言ったら、やっぱコレだよなぁ」




悟天が羨ましがっていると、中からブルマが出てきた




ブ『良かったら、悟天君にも着せてあげるわよ!』

天「ホント!?」

ト「オレが前に着てたヤツ?」

ブ『アンタもう着ないでしょ?
なら、悟天君にあげなさいよ! 捨てるの勿体ないし』




ということで、トランクスのお下がりを貰う事になりました




ブ『さ、中に入って着替えてらっしゃい
それから、コウちゃんもv』

『え??』












 ―――
 ―――――











着替え終わったちびっこ2人は、リビングで待ち惚けしていた

遅いなぁ・・・と呟いていると、奥からブルマとコウが出てきた




ト「・・・・」

天「わぁ〜・・姉ちゃんきれー」

『ありがと、悟天! 
悟天も、かわいいぞv』




出てきたコウは、紺色をベースとしたグラデーションの鮮やかな浴衣を着ていた
なんでも、ブルマが子供の頃着ていた物らしい

悟天同様、タンスの肥やしになっていたのでこの際、コウにもらってもらうことにしたのだ


キャッキャッと互いを褒め合う姉弟
その後ろで、呆然と眺めているトランクスにブルマがぐさり




ブ『見惚れるほど可愛いでしょ〜』

ト「Σっ!!! マ、ママ///!!

別に・・見とれてなんか・・・///」

ブ『ぷぷぷ
素直じゃないわねぇ』




わしゃわしゃと、息子の髪をくしゃくしゃにするブルマ
止めろとばかりに、その手を払い除けるトランクス

その仕草に、我が息子ながら可愛いと思ってしまう母親




ブ『じゃあ、チビ2人を頼んだわよ、コウちゃん』

『はーい』




ブルマに見送られ、いざ夏祭りへ



出陣!













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