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過ちと気付けず

歩んでいたのは悪夢の中

真理も倫理も無いこの混沌の闇

進むにつれていつしか感情も心も消えて

ふと振り返れば、来た道は闇に溶けて

今此処にあるのは、禁忌を冒して手にした醜い現実

今わかるのは、不調和音を奏でる己の鼓動の感覚

瞳はもう闇に馴れていた



光に当たれば反らせざるをえないこの瞳は

もう光の中へは戻れない、と思い知らされる

ならばもう帰らない



この現実を抱いて、更なる闇へ

この身を投じよう



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