なると2
□里の復興記録 その1
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十月十日 晴れ。
今日は愛しのナルくんのお誕生日!
今日で三歳になるのですvV
おめでとーナルくんvV
パパは今日この日の為に、山のような書類を片付けたんだよ!偉いでしょvV←毎日ちゃんとやれば山にはなりません;;(傍付き一同心の叫び)
って事で!
三代目と自来谷先生を交えた"ナルくんお誕生日会"をこれから開催しま〜すvV
「ナルく〜ん誕生日おめでとう!」
「ナルトももう三つか…大きくなったもんじゃ」
「全く、素直な良い子に良くぞ育ったもんだのぅ、ミナトよ、ナルトの爪の垢でも煎じて呑んだらどうだ?」
「Σそれどう言う意味ですか!?まあナルくんのなら呑んでも良いですけどさ!!」
「良いのか…;;」
己の弟子の言葉に絶句する自来谷を余所に、ミナトはナルトの方に向き直る。
「ナルくん!酷いんだよ?先生がぱぱの事いぢめるんだ〜エウエウ」
明らかな泣き真似であるのだが、三歳になったばかりのナルトには通用したようで…。
「じら、ぱぱのこといじめちゃメッなの!」
「…ぅι」
三代目同様、ナルトの事を孫のように可愛がっている自来谷にとって、この言葉は利いたようで。
ガクリと肩を落とし、沈んでしまった。
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