なると2

□里の復興記録 その2
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十二月一七日 曇り


後一週間すればクリスマスイブ!!

…なんだけど。
こういう時期にはどうしてか暗殺依頼が増加するんだよね。
お陰で僕の仕事まで増えちゃったじゃないか!
僕は残業なんかせず定時に帰りたいのに!!

え?
何故かって?

そりゃあvV
愛しのナルくんの元に一分でも一秒でも早く帰りたいからさvV

でも…現実はとても厳しく、過酷なんだ!しくしくしく;;


「火影様!次はこの書類お願いします!!」
「火影様!問題発生です!至急いらして下さい!!」
「影分身で、良い…?」
「はい!」


やってもやっても終わらない書類整理と、立て続けに起こる緊急事態のせいで方々に影分身を出している為、流石のミナトも疲労困憊である。


「こ、これは!!??」


そんな中、何気なく手に取った書類。
ミナトはその紙に書かれている文字と内容を目にするなり、書類と共に両の手を机に叩きつけた。


「カカシをここへ!!!」
「は、はい!!」


ミナトから放たれた殺気混じりの怒号を浴びた哀れな傍付きの忍び。
彼は恐怖に青ざめると一目散に部屋を飛び出していく。

一人部屋に残ったミナトの手元から、グシャリと乾いた音が鳴った。
見れば、先程の書類が無残にも握り潰され、原型を留めていなかった…。



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