なると

□休暇
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火の国は、木の葉の里の中心に構える一際大きな建物。
この建物は上・中・下忍の任務を受け付ける部署や、アカデミーと呼ばれる忍者の卵を育成する学校も併設している為、常に多くの人が行き交っていた。
そんな喧騒も届かない程奥に位置する部屋には、この里で一番高い地位にあり、人一倍、賭け事の大好きな木の葉の長"五代目火影"が机に向かっていた。
「火影様!追加の書類持って来ましたよ!?」
「…」
「先程迄の書類は"当然"出来上がってますよね!!??」
「…」
「火か「だ────────────────ぁ゙!!!やってられるかぁー
「火影様?!」
「シズネあたしゃ旅に出るよ!!」
「はぁ!!??」
「毎日毎日!仕事仕事仕事!!!!もう嫌だ博打も打てないこんな生活〜っ!!」
「そんな事仰られても仕方ないじゃありませんかι」
「止めるってなら、シズネ!あんたでも容赦しないよ!?」
毎日の火影の責務に追われ、大好きな賭け事すら儘ならない生活に、とうとう堪えられなくなってしまった五代目火影こと、綱手姫は側付きのシズネに八つ当たりをする。
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