銀魂

□日課
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「おはようございまーす」

朝8時。
万事屋の玄関を潜り、朝の挨拶をする新八。
しかし、部屋の中からはイビキと寝言しか聞こえては来ない。

「はぁ、たまには自分で起きようとは思わないのかな…ま、良いや。朝ご飯作ろ」

昨日の晩、綺麗に畳んで置いていった真っ白な割烹着をすると、朝食の準備を始める。
ご飯を炊き、味噌汁と少し甘さ控え目の玉子焼き、焼き魚と浅漬けを用意し終えると、押し入れへと向う。

「神楽ちゃん、朝ご飯出来たよ。起きて顔洗っといで」
「うぅ〜ん…んぱち…?」
「おはよ、顔洗っておいで、朝ご飯出来てるよ」
「わかったアル」

寝ぼけながらも新八を確認すると、言われた通り洗面所へとふらふら歩いて行く。
新八は次の難関に向かおうと踵を返した時、真っ白で巨大な狛犬が擦り寄ってきた。

「あ、定春おはよう。銀さん起こして来るからちょっと待っててね?」
「わう!」

一声鳴くと、おとなしくお座りをして待つ定春に笑顔を向けると、この万事屋の主を起こしに向かう。



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