ぬらひょん

□酒乱が及ぼす効果
1ページ/16ページ



「いやぁ〜、それにしても…前回の宴会は良かったなv」
「おっ!黒もそう思うか!?あの若の甘え方が何ともv」
「黒田坊!青田坊!若に対し失礼ですよ///!?」
「そう言う首無だって顔真っ赤ですよ」
「五月蠅いですよ河童!」


先日催された宴会の折り、誤って首無がリクオに酒入りジュースを渡してしまい、そうとは気付かず飲んでしまったリクオが酔っ払い、妖怪達の傍に行っては絡むと言う酒癖を発揮した。

しかし、絡むと言ってもくだを巻いたり暴れたりした訳ではなく、一言で言うなれば"可愛くなる"や"色(艶)っぽくなる"だった。
小さい頃の様に甘えたり強請ったり、時には誰をも魅了する微笑みを浮かべたりと、それはもう宴会に参加した全ての者を虜にする位愛らしくも魅惑的でもあった。


「また酔って…"黒vあ〜ん"って言って下さらぬかなぁvV」
「「「言われたい///」」」
「…なんの事じゃい?」
「「「「!!??」」」」


青田坊、黒田坊、首無、河童はその声に心底慄いた。

声の主は奴良家頭首にして妖怪の総大将こと、ぬらりひょんだった。



_
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ