リボ〜ン

□見つけた
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綱吉と雲雀が運命的(?)な出会いを果たした翌朝。
空は快晴、気温も暑過ぎず寒過ぎずといった過ごしやすい陽気の週始め。
しかし、爽やかな朝の雰囲気とは裏腹に並盛中の校門近辺ではざわめきと不穏な空気が漂っていた。
それは並盛中学に通う生徒なら誰しもが知っている最強(凶)の風紀委員長、雲雀恭弥が立っていたせいであった。
今日は月に二度行われる風紀チェックの日であった。
服装や身形のチェックの為、数人の風紀委員が眼光を鋭くし、立っていた。
雲雀は、いつも服装チェックというよりは数人で登校してくる(雲雀曰く群れている)生徒をチェックしているのだが、今日は何故か一人一人の顔をじっくりと見ていた。
中には雲雀の嫌う群れなす集団も居たのだが、どういう訳か突っ掛かる(トンファーを出して脅す)事なく、次々に登校してくる生徒の顔を見ているだけだった。



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