□結界師□

□霊感少女
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「はよー」
「あ、墨村。おっはよー」
「はよ、今日はまた一段と凄いな」
「あ"ぁ〜…も、ダメ」
自分の席に座るなり睡魔の限界に達したらしく、机に突っ伏し寝てしまった。その際、寝る時にはいつも愛用している枕を出すのを忘れないのが凄いと言うかなんと言うか…。

「はえぇなオイι」
「ん〜俺のデータによると、こういう時の墨村は一日中寝ている。しかし、昼飯の時間にだけは必ず起きる。と出てるな」
「てか、コイツは何しに学校に来てるんだι」
「さあι」
「うぅん…zzZZ」

数分して担任が教室に入って来ても、ホームルームが始まっても良守が起きる事はなかった。
そんな良守を、毎度の事だと諦めている担任は、叱るでもなく至って普通にホームルームを始めるのだった。



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