リボ〜ン

□十年後
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常ならば、いつの間にか居着いてしまったランボやイーピン等が騒ぎ、それを獄寺が鎮めようと躍起になり余計騒がしくなるのだが、今日は違ったらしい…。
自室へ、獄寺を伴い上がると、まるでこの部屋主だと言わんばかりに、寛ぎまくった、この世で最強(凶)のヒットマンであり、ツナ(をマフィアにする為)の家庭教師、リボーンが居た。
「ママンは夕食の買い物へ出掛けたぞ」
母の事を尋ねるとそう答えが帰ってくる。
『チビ達も連れて行ってくれたのかな?』
…と、思った瞬間、窓から聞き慣れた台詞が…。
「がははは、ランボさんだもんね、チネ!リボーン!!」
そう言ったかと思うと、手榴弾をリボーンに投げてよこす。当のリボーンは相変わらず、動揺もせず手榴弾をランボに跳ね返す。
「くぴぃやぁーーー!!??」
盛大な爆音と共にランボの奇声が響き渡る…。
庭に手榴弾の破片と共に落ちたランボは「が・ま・ん」と言い、もう一度窓によじ登ると、お馴染みになった10年バズーカを取り出し、自身の頭に当て発射!…と、ここ迄は良くある事だったのだが…しかし、ランボが構えた10年バズーカの先は何時もとは逆さまで、運の悪い事にツナに向いていたのだった。
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