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□オトコはオオカミなのよ
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「ねー」
『なぁに？』
「ねむい…」
隣りに座るハイドが、私の肩に頭を乗っけてつぶやく。
『眠かったら、寝ていいよ』
「うーん…」
何か段々と肩にかかる力が強くなってる気がする…
『って、えっ、ちょっ…！』
さっきまでの、ろれつが回ってなくて可愛かった彼はどこへ。
床に組み敷かれた私。
そして目の前には、不敵に微笑む小悪魔。
『…眠かったんじゃなかったの？』
「せっかくのオフやから、寝るのもったいないなぁって」
『で、この状況なわけ？』
「うれしい、やろ？」
『ばっ、っ…！』
かすめるようなキスの後、深くなる彼の愛に身をまかせるしかなかった。
オトコはオオカミなのよ
(気をつけなさい、なんて注意は彼を目の前にしたら無意味。)