Poetry etc
□記憶の扉
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でも、その頃から貴方は変わり始めた。
少しずつ、確かに貴方らしくなくなっていった。
記憶は曖昧だが、言った覚えがある。
「お前らしくない」と。
私の言葉は届かなかった‥‥そう、記憶している。
私は自分の認める私になれた。
だから次は貴方の番。
今なら貴方の心に響くよう、私の気持ちが伝えられると信じているから。
またいつか会えたなら、元気な声でこう聞きたい。
「お前らしく生きてる?」
貴方が私の目標であった様に、今度は私が貴方の目標になりたい。
偽善でも良い。
それが私が認めた私らしいと言う事だから。
自分で自分を認められる、そんな人に貴方にもなって欲しいから。
→アトガキ