ごめんね、
□小ネタ
1ページ/1ページ
恋は盲目:恋をすると特別なフィルターがかかったかのように、その人の全てが愛おしく見える。
まさに氷帝学園男子テニス部の二人…いや、一方的に恋をしているある男にぴったりの言葉である。
「宍戸さぁん…今日も可愛い…痛っ!!?」
先程から同じ言葉をうわ言のように繰り返す。
とうとう痺れを切らした宍戸が鳳を渾身の力で殴った。
後ろからはイライラオーラ大放出。
「煩ぇ!」
「何で殴るんですかー!?」
頭をさすりながら涙を浮かべて宍戸を見上げる様は、わんこだ。
「男に、かっ…可愛いとか言ってんじゃねぇよ!」
ツッコむところそこじゃないだろう…。
端から(不可抗力で)見せ付けられてる跡部や向日や日吉は心の中で宍戸に突っ込みをいれた。
「萌えるわ〜vV」
例外もいた。(忍足)
「事実ですもん…」
そう言う瞳は真剣そのものだ。
「っだぁあー!あのなぁっ、男が可愛いとか言われてキュンとかなると思ってんのか!?」
「はい!」
即答。
ちなみに、長太郎君は宍戸さん以外に「可愛い」なんて思いませんし、言いません!!(誰だ)
「アホかー!!オカマか俺は!」
まさかのオカマ発言。
でもホモだもんね…(違っ…)
「だって精一杯の愛ですもん!」
すばやく立ち上がって宍戸の手を握る。
愛情たっぷりだ。
「意味が分かんねぇよ…」
そう言いつつも頬を紅潮させ顔をそらす。
そこからは(回りからしてみれば)嫌な雰囲気が立ちこめ始めた。
「お前らよそでやれ!!いや、やってください!!」
ピンクオーラに耐えられなくなった岳人が鳳と宍戸を追い出した。
一方追い出された鳳は宍戸を担ぎ上げてルンルンで帰ったそうですよ(部活は!?(ってか何する気だ!!?)
「コレでまた鳳宍戸本が出せるわ〜vV」
なにやらネタ帳らしきものを持って、忍足もどこかに消えて行きました。
恋は盲目の男…いや、ただのバカップルの話でした。