ごめんね、
□天使と悪魔
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「ん〜…何だよ…煩ぇなー」
と、そこに女神・宍戸(違う)が起床。
寝起きで頗る機嫌が悪い。
「あ、おはよぉ宍戸〜」
「お…はよ、う…ございます」
早くその場から逃げ出したい鳳。
「ねぇねぇ宍戸ぉ〜長太郎が宍戸にキスしようとしてたよ〜」
鳳に見せ付けるように宍戸の近くにピッタリと寄り添うジロー。
「ぅあっ!?」
顔が一気に青ざめる鳳。
「しかも宍戸が寝てるのを良いことにあーんな事やこーんな事までしようとしてたC〜」
微妙に脚色して宍戸に伝えるジロー。
まぁ実際考えていたことはこんな感じなのだが。
「へぇ…」
宍戸の額に青筋が入りました。
鳳君、逃走準備完了
ヨーイ………
ドンッ!
逃げました鳳君!!
早い!早いです!!!
「待てこのアホ長太郎――!!」
あっと言う間にテレポートで追いつく宍戸。
「あははははははっ!!!!!!!」
爆笑ジロー。
「あー…マジ面白ぇー!!岳人もこればよかったのに〜」
黒いです!ジローちゃん!!!
ちなみにあれからこってり絞られた長太郎君は、宍戸さんに3ヶ月もの間禁止令を出されていました。
「ぅあ―――んっっっ!!解禁してください――!!」
必死に宍戸に泣き付いても今回ばかりは許して貰えませんでした。