遥か

□CHILD PLAY
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「っ―…!!」(言葉にならない叫び)


それは、最高に最悪な夢と、最高に甘い現実の幕開けだった。





コンコン、


朝から軽快なノック音が、有川譲のドアから鳴る。


「譲くん?朝食の時間だよー」


いつもとは違う立場だなぁ、と嬉しそうに望美は幼馴染み兼後輩兼元八葉の百虎に朝を告げる。



「…譲くん?」


いつもなら春風の如く返事を返す譲を不思議に思った望美だったが、譲の他にも八葉は居るわけで、いつもは早起きだが起きてこない弁慶やリズヴァーンたちも起こしに行かねばならない。



「…体調悪いのかな?無理しないでね」
望美は一言残すと彼の部屋を後にした。










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