夜桜の季節
□一緒
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今日は久々の非番!
俺は恋仲である総司のもとへ向かう
『総司ぃ〜〜』
あれ?居ねぇのかな?
『開けるぞぉ〜』
スッ
総司の部屋には誰も居なかった
『!!』
ふと見回すと総司の着物と紐が置いてある
『少しくらい、いいよな』
俺は置いてあった着物に着替える
『総司の着物でけぇなぁ〜』
『ほんとぶかぶかだね』
後ろから声がし、恐る恐る振り返る
『そっ総司!』
『平助楽しそうだね』
『うっ…お前いつから居たよだよ////』
『ん?最初から居たけど?』
『見てたのかよ////』
『うん♪』
『声かけてくれればいいじゃん!』
『え〜僕が声かけたら平助着物着ないでしょ?』
『まっまぁ//』
総司はゆっくりと俺に近く
『ん?』
シュッ
何かと思うと総司は俺の紐を取る
高く結われている俺の髪がさらりとながれる
『何すんだよ!』
『ほらっ結ってあげるから後ろ向きなよ』
『あっありがとう///』
後ろを向き座る
『平助の髪僕好きだよ』
『はぁっ!何言ってんの!?』
『はいっ♪出来たよ』
『無視かよ』
『ん?なんのこと?』
『はぁ〜』
総司はニコニコしながら
俺を見る
髪に触れると・・・
『総司、髪の結い方違うんだけど』
『うん♪そうだよ僕と同じ結い方だから』
『なっ/////』
『似合ってるよ平助』
そう言い優しく微笑む総司
『へへっ////』
俺は嬉しくて笑ってしまう
グイッ
『うわぁあ!!』
急に手を引かれ俺は総司の胸の中
『ちょっ総司!誰かに見られたらヤバいって///』
『あぁもう平助はかわいいなぁ』
『うっうるさい///』
『平助ごめん、僕もう無理』
『えっ?無理って?///あっちょ、そっ総司!ダメだって………総司ぃ―――』