夜桜の季節
□お姫様抱っこ
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お姫様抱っこ
ここは薄桜学園
二人の生徒が廊下をあるいて会話する
一人は濃い茶色の髪で小柄な少年…藤堂平助
隣にいるのは、背がたかく、ドSの沖田総司
平助は今この沖田にちょうどちょっかいをかけられていた
「あはははっ平助くんも馬鹿だね」
『うっせぇ』
「階段から落ちるとか…ぷっ」
平助は先日階段から落ち、足を骨折してしまったのだ。
『しかたないだろ!』
「普通落ちないよ(笑)」
総司はここんとこずっと俺に付き纏う
まぁ…恋人同士だし、一緒に居るのは普通だけど…
そんなに笑わなくてもいいじゃん!総司のバカ!
突き当たりを曲がると階段がある
俺が落ちた階段だ
「平助階段登れないでしょ?」
『登れる!』
俺は松葉杖を使い階段を登る