夜桜の季節
□無理すんなよっ!!
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俺達新選組は不定浪士が会合を開くと言う情報を手に入れた
突然の情報で新選組は一番隊と八番隊しか動ける者がいなかった。
「平助行くよ」
『おう!』
俺達は隊士達を引き連れ、会合のある場所へとむかった
「あの情報、本当だったね」
『当たり前だろ!?山崎君達が教えてくれたことだし』
「ふ〜ん」
『なっ何だよ…』
「別に…そんなことより早くしないとあいつら逃げちゃうんじゃない?」
『あっ!…よしお前ら行くぞ!!』
平助の掛け声と同時に切り込む
「っ…っと、平助足手まといにならないでよ?」
総司が冗談半分で言う
『お前こそ!』
総司にかぎって怪我をすることはないと俺は思っている
___.....,
「はぁっ…っはっ…」
『はぁ、はぁ…っ…』
情報よりはるかに人数が多い!
『くそっ』
隊士達もかなり疲れて来ている
そんなことを考えていると…
「うっ!!」
聞き慣れている声が聞こえた
振り返るとそこには手から血を出している総司がいた
『総司!!』
俺は自分が戦っていた相手を力ずくで倒し、総司のもとに向かう
「平助…大丈夫…ただのかすり傷だよ」
『馬鹿!深いじゃん』
「大丈夫だって…って平助!?何してるの?」
『何って?総司の血…止めなきゃ』
俺は自分の着ていた着物を脱ぎ破った
それを総司の傷口に巻く
「平助…これも一緒に巻いてくれない?」
『えっ?まだやる気かよ!!』
「まだ…戦えるからね」
『総司…やめとけ!これ以上怪我すんなよ…お前が怪我するとこなんか見たくない』
「平助…ごめんね…戦わせて?最後まで平助と戦いたい」
『んっ…』
チュッ
「なに?急に」
『総司…後…少しだから頑張ろうぜ///』
「うん、じゃぁちゃっちゃと終わらせようか、帰ったらイチャイチャして、土方さんに見せ付けようね」
『はっ!?』
その後の総司の動きは怪我をしているとは思えかった