詩
□絶望と虚無
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「主への抗い」
一人の少年はソレをそう呼んだ。
そして目の前に広がる暗闇を
ただ呆然と眺めていた。
少年の心のなかは哀しみに満ちていた。
「あるいは『裏切り』と呼ぶべきか。」
一人の少年はそう呟いた。
そして手のひらから力無く
権力が滑り落ちた。
少年の心のなかは絶望に満ちていた。
沈んだ少年の背中から
誰かの声が聞こえてきた。
少年を虚無に陥れたソレの正体を
彼は知っていた。
「ああ、またバグったんだ、そのゲーム。」
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