Endless_Story


□-終わりなき悪夢-
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『死にたい…けど、死にたくない』



そんな時
貴方がこの暗闇から
助けてくれた。




貴方のお陰で
『今の私』がいる。





一度間違った道に行っても


また戻れることを
教えてくれた




『道を間違っているからまた新しい道が出来る』



本当にそう…






…ねぇ





今、私は正しい道を辿っているのかな?







…ううん、例え違っても
また戻れるよね?














:終わりなき-悪夢-:




始まりは



…そう、中学校に上がってからだった。





私の名前は【古里結衣】
(こざと ゆい)


今年13歳で、中学1年生になったばかりだ。




『結衣〜おっはよ!』


声をかけて来た子は
【木村 明香 13歳】
(きむら あすか)


小学校からの付き合いで
1番の親友。



『明香おはよ。愛さんと一緒じゃないの?』



『うん、それがさぁ…』




『どしたの?』



『うんとね…』


明香は周りをきょろきょろと見回し、顔を耳に近付けてボソボソと話始めた。



『…なんか愛さん学校行きたくないんだって』




『…?』





『嘘じゃないよ!だって愛さんから直接メール来たし』



『それはわかってるけど、それだけの理由なのにボソボソ喋る理由ないでしょ?』



ちなみに愛さん【飯田 愛 14歳】
(いいだ あい)

私の学校じゃ結構美人で有名な人
しかも私と明香の昔からのお友達。



『まぁ…それはそうだけど…』



何故か明香は口ごもり、言いづらそうにしている



『もしかして私が愛さんのことを誰かに喋るとでも思ってるの?』




『いや、違うよ…そんなんじゃないけど、なんて言うか…』





そう言って、少しの間明香は沈黙した。




そして、携帯を取り出し私にメール受信画面を見せた


『これ…読めばわかるよ』



そして携帯を受け取り
文字を見ながら下にスクロールしていくと

そこには信じられない事が書いてあった…


『え…妊娠って?愛さんが…?』



明香は静かに頷く



『今朝このメールが来たの』



メールの内容は

《おはよぅ
なんか体調悪くて学校行けないやー。

生理来ないし、妊娠かもぉ><

しかも親にはバレたくないから今ツレの家に泊まってる;;

結衣にも伝えといて〜

学校終わったら連絡頂戴!    by愛》



だった。
深刻そうな内容…




『え…てか妊娠って…ヤバくない!?まだ愛さん14だよね!?』


あまりにも唐突過ぎて
つい声を荒げてしまう



『ちょ…結衣、落ち着いて!あんま大声出すと携帯没収されちゃうし、愛さんのこと聞かれちゃう』




『あ…ごめん。取りあえず学校終わったら私の家いこ!その後、愛さんに連絡しようよ』



『…だね。取りあえず学校終わったら服着替えて結衣の家に行くよ』



『うん、わかった。』



―そして話が終わった頃
担任の先生が来て、ホームルームが始まった。






…私は愛さんが心配だった。


でも、この心配する気持ちのせいで
あんなことになるなんて思ってもみなかった…
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