恋☆ゲーム

□T ゲーム開始
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「まこっちゃ〜ん!!」

「何だあ?」

「あれとってぇぇ❤」

「は?」

「さっきからトッキーが頑張ってんねんけど…。」

そういって指をさした先にはUFOキャッチャーに向けてちょっとキレ気味の時音の姿があった。

「時音ぇ。そんなんもできへんのかぁ?」

「うっ…まこっちゃんにはかなわんなあ…。」

ガチャ。ウイーン。ぽとっ。

「ほらよ。」

「さすがまこっちゃ〜ん❤❤かっこええなあ❤」

さっきから❤ばっかりで何やこいつ?うざっ!!
とか思った人もおるやろうけど気にせんといたって。美琴はただの天然やから。

「うちももうちょっとやってんけどなあ…
さすがまこっちゃんやわあ。」

こいつは時音。明るくてテンションいつもアゲアゲ。


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「昨日まこっちゃんにとってもろうたキーホルダーやっぱし可愛いわあ❤」

そう言って美琴は昨日まことがとってくれたキーホルダーをスクバにつけている。

ちなみに美琴はスクバ。時音はリュックサック。真はショルダーバックだ。

「まこっちゃんさあよくそんな小さい鞄に荷物はいるよねえ!!」

「お前たちの荷物か多すぎなんだろうが。」

「「アハッ☆」」

「…いやきもいから。」

「もう、まこっちゃんてば正直者なんやからああ❤そういうとこ好っきゃでえ❤」

「お前やっぱ天然」

「まこっちゃん…そこはうちも同感やわ。」

ガラガラガラ

「ちーっす」

「オハヨー」

「オハー」

「きたきたおい真ぉ!!」

そう言って話しかけてきたグループはどちらかっていうと俺ら三人のグループとは仲のいい
大治・誠也・憧の三人だった。

「なんだよ〜大治ぃ。」

面倒くさそうに答える真。しかし。

「今日の給食はデザートにケーキがつく。それを掛けて勝負しねえかア?」

「はあ?そんなんでまこっちゃんがつられるわけ…あるんだよね…。」

「いつもいつも仲がいいやんな❤二人とも❤」

「「仲ようなんてないわ!!」」

「アハハハハ…。(そっくりじゃねえか!!)」

心の中でそう叫ぶ時音であった。




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