恋☆ゲーム
□T ゲーム開始
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「まこっちゃ〜ん!!」
「何だあ?」
「あれとってぇぇ❤」
「は?」
「さっきからトッキーが頑張ってんねんけど…。」
そういって指をさした先にはUFOキャッチャーに向けてちょっとキレ気味の時音の姿があった。
「時音ぇ。そんなんもできへんのかぁ?」
「うっ…まこっちゃんにはかなわんなあ…。」
ガチャ。ウイーン。ぽとっ。
「ほらよ。」
「さすがまこっちゃ〜ん❤❤かっこええなあ❤」
さっきから❤ばっかりで何やこいつ?うざっ!!
とか思った人もおるやろうけど気にせんといたって。美琴はただの天然やから。
「うちももうちょっとやってんけどなあ…
さすがまこっちゃんやわあ。」
こいつは時音。明るくてテンションいつもアゲアゲ。
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・
「昨日まこっちゃんにとってもろうたキーホルダーやっぱし可愛いわあ❤」
そう言って美琴は昨日まことがとってくれたキーホルダーをスクバにつけている。
ちなみに美琴はスクバ。時音はリュックサック。真はショルダーバックだ。
「まこっちゃんさあよくそんな小さい鞄に荷物はいるよねえ!!」
「お前たちの荷物か多すぎなんだろうが。」
「「アハッ☆」」
「…いやきもいから。」
「もう、まこっちゃんてば正直者なんやからああ❤そういうとこ好っきゃでえ❤」
「お前やっぱ天然」
「まこっちゃん…そこはうちも同感やわ。」
ガラガラガラ
「ちーっす」
「オハヨー」
「オハー」
「きたきたおい真ぉ!!」
そう言って話しかけてきたグループはどちらかっていうと俺ら三人のグループとは仲のいい
大治・誠也・憧の三人だった。
「なんだよ〜大治ぃ。」
面倒くさそうに答える真。しかし。
「今日の給食はデザートにケーキがつく。それを掛けて勝負しねえかア?」
「はあ?そんなんでまこっちゃんがつられるわけ…あるんだよね…。」
「いつもいつも仲がいいやんな❤二人とも❤」
「「仲ようなんてないわ!!」」
「アハハハハ…。(そっくりじゃねえか!!)」
心の中でそう叫ぶ時音であった。
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