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□(*)オニゴッコ カイシ
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ここは暗い暗い、部屋の中。

中には、少年と青年がいるだけです。
誰にも見つかることがない、暗い暗い部屋。





青年は、裸に近い状態で、視界も閉ざされている。
青年は、下にグロテスクな玩具を突っ込まれて、弄ばされている。







「…ねぇ……臨也さん……。ゲーム……しませんか……?」






グチャ、グチャ…と卑猥な音が響く中、少年の声が響く。

青年に質問するが、口も閉ざされているため、答えることは不可能だ。








「いいですよね…?って、あぁ……口塞がってて、答えられませんよね……」






少年はクスクス笑いながら、足で玩具を奥へと押し込む。









「ん゛―――っ、んん、んん゛っんんん!!」








青年は、目に涙を溜めて首を横に降る。









「大丈夫………、簡単なゲームですよ。……臨也さん、オニゴッコをしましょうか……?」











ルールは簡単。
少年が鬼。青年は逃げる。
そう…………逃げる。





少年-オニ-から逃げる。
青年が愛しいの人の元へ返れれば…青年の勝ち。


だが、少年-オニ-が……青年を見つけたら、少年の勝ち。







「ねっ。簡単でしょ……?」








「だから、逃げてください……。臨也さん。………必ず、僕が見つけてあげますから………」












少年は、青年を締め付けていた縄を解く。






青年は、フラフラした足で………でも、着々と少年から離れる。









青年は、自分のパーカーを羽織るだけの格好。

人目も気にせず、ただ走るだけ

青年のスピードは徐々に速くなる…。









青年は、愛しいの人の元へと急ぐ。

少年に捕まらないように……。
"鬼"に捕まらないように……。











鬼-ショウネン-は、青年を縛っていた縄を手にとり…口づける。











「大好きですよ……。臨也さん………。貴方以外、何も望みません。………だから、貴方も僕以外望まないでください。…………。」











青年は逃げ続ける。

その手に、愛しの人-ヒカリ-を掴むため。




少年-オニ-は追いかける。

その手で、青年-アイ-を掴むため。







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