短編小説

□photo
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―銀さんは過去の事はしゃべらないし、きっと教えてもくれないと思う―

襖が開き
「何なんですか一体。俺だけ仲間外れですかい?銀さん泣いちゃうよ」
と入ってきた。

神楽は振り向き
「銀ちゃん。新八が銀ちゃんの写真持ってるネ」

「な、何ばらしてるの!神楽ちゃん!」
新八は焦った

「あぁ?写真?最近つーか撮った覚えはねーぞ。隠し撮りかぁ?」
ちょい見せろと新八を捕まえた

「だーっΣ絶対嫌です!」

「お前。本人より写真をとるのかよ!」
ムッと少し意地になり新八の服の中に手を入れた

「えぁ…ちょ、やだっ…」

必死に抵抗したが簡単に取られてしまった

「か、返してくださいぃー!」
涙目になりながら新八が言った

銀時は写真を見た
それは子供の時に居眠りしてるところを撮られた写真だった

「その子は新八の初恋の相手アルよ」

新八が、あぁもうだめだ。破かれると肩を落とした

「ふーん。初恋ねぇ。銀さん嫉妬しちゃうな。でもほらよ。」

写真を新八に返した

「え?」

「欲しいんだろ?やるよ。それとも俺に返して目の前で捨てられるのを見る?」

新八はぶんぶんと首を横に振って満面の笑みで
「銀さんありがとう。今度は皆で写真撮りましょうね」

「仕方ないアル。マミーに付き合ってやるヨ」

「その時はウエディングドレス着ろよ」
と神楽と銀時はニヤニヤしながら言った



END.
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