UNDER
□魚
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激しく欲望を打ち込めば、淫らに腰をくねらせて躍るアナタの躯。
「ア…ッふ…あ、あ」
そんなにやらしい声で鳴くのだから、アタシの欲望は尽きることがないのです。
「マユリさん…、もっと近くに」
アナタと溶け合いたくて、アタシは更にアナタの奥へと入っていく。
「ッん、ア…、うらッはら、苦しい…ヨ」
掠れた声でアタシの名を呼ぶアナタ。
快楽に乱れる呼吸は、その規則性を失って。
苦しさと悦楽の中で、もがきながらもアタシを誘う。
なんて淫猥な、狡くて愛しい存在。
ヒュウヒュウと、アナタの喉の奥。
狭まる気管から漏れる酸素の音が、アタシの耳には心地好い。
いっそこのままその息を、止めてしまえば永遠が手に入るような気さえして。
「…キス、ケ」
乱らに跳ねるアナタの躯。
空気を求め喘ぐ呼吸器管。
アナタはまるで、魚のよう
終。