病み期到来。
□蝉になって6日目の夕方
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円堂「最近ずっと一緒にいたな」
風丸「え?」
練習が終わって2人でトボトボ並んで歩く。
遠くからは仲間の鳴く声。
あいつ等はあと何日生きるんだろう?
そんなことを考えてたら円堂が思い掛けないことを言ってきた。
風丸「…迷惑だったか?」
円堂「ううん!全然!久しぶりに風丸といっぱい話せて良かった!」
風丸「そっか…」
円堂「昔はよく遊んでたよな。」
風丸「毎日毎日暗くなるまで…、な。」
円堂「2人で森の中入って虫捕まえにいったりとか、川で泳いだりとか!」
風丸「遊園地行った時なんか円堂お化け屋敷入って大泣きしてたっけ。」
円堂「!お前、それ忘れろって言っただろ!///」
風丸「一生忘れないよ。それでいつか皆に言ってやるんだ。」
円堂「何だよそれー!」