school alice
□第1話
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―…アリス…
それは人間のもつ天賦の才能。
そして、アリスには゛核゛があった。
それは最初のアリスであり、アリスの存在理由。
そしてそれを持つものはアリス学園の姫と崇められていた…
「ふぅ…疲れたわぁ…」
ここはアリス学園正門前。
そこには一人の少女がいた。
「あのー守衛さん…門開けてもらえますか?」
「関係者以外は立ち入り禁止だ!!!さっさと帰れ!」
「あ〜…私関係者なんですけど…学園身分証忘れてしまって…」
「関係者?嘘つくな!」
「む〜〜〜…なら伯父さんに迎えにきてもらうから」
すると、少女は携帯電話をとりだした。
―プルルルル…
[ハイ。高等部校長…]
「あっ一巳さん?私、蜜柑なんだけど…」
[…蜜柑?どうかしたのか?]
「実はさ、今正門前にいるんだけど…身分証そっちに忘れちゃって…正門まで迎えにきてくれない?」
[…ハァ…仕方ない30分ほど待ってなさい]
「わかったーありがとう一巳さんv」
ガチャ
「ってことで今から伯父さんくるんで!!!」
「伯父さん?」
「そう!行平一巳さん!!!」
「ゆきひらかずみ…」
………。
「!!!行平一巳って高等部校長ではないか!!!嘘つくな!!!」
「嘘じゃないで!!!」
そうこう言い合いをして10分経過した…
「ハァハァ…さっさと帰れ!」
「ハァハァ…伯父さんがくるゆうてるやろ!!!」
言い合いは続いていた。
「警備お疲れ様で〜すv」
「鳴海先生!!!お疲れ様です!!!」
「(げっ鳴海!!!)」
「うんvそれよりどうかしたんですか?」
「いえ、鳴海先生にお話するほどでは…」
「ど・う・し・た・の?」
「…〜//////こ…このものが…」
「ん?」
鳴海は少女をみた。
「君は?」
「うちは、佐倉蜜柑や!!!」
「で?」
「警備員が中入れてくれへんから、伯父さんに迎えに来てもらうっていっても信じてくれへんのや!!!」
「伯父さんの名前は?」
「行平一巳。」
「!!!嘘はいけないよv」
「うちは学園関係者や。鳴海先生フェロモン使ったってウチには効かへんで?」
「!!!…関係者ってどういうこと?」
「(本当のことはいえへんし…)ウチにアリスがあることを伯父さんが発見して、呼ばれたんや!!!」
「なるほど…」