短編

□ハルシャギク
1ページ/9ページ




『え、別荘?』

私と、友達の桜と八尋は放課後の黒泉学園のティーサロンにいた。

桜「そうよ、私の別荘に今度の三連休をつかって遊びにこない?」

八「桜の家の別荘か…僕達3人で行くのかい?」

桜「SAのみんなも呼ぼうと思ってるわ

『SAのみんなもかぁ…』

SAとは白撰館高等学校のエリート7人組。
桜の彼氏である純君や、八尋と私の幼なじみである彗と明もいる。


八「ふー…ん、いいんじゃないかな。
ね、渚」

『あっ、うん。楽しそうだね!』


そう、私と八尋に彗と明は幼なじみだ。
そして私は幼い頃からずっと、八尋のことが好きだった。

でも、

桜「明ちゃん、渚にすごく会いたがってたわよ!」


彼にも、好きな人がいた。
それが明だ。

だから私はずっとこの想いを胸にしまい込んでいた。
でも、明に彼氏ができて少し経って八尋は吹っ切れたように見える。



次は、私が八尋の特別な人になりたいな。



*
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ