短編
□ハルシャギク
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『え、別荘?』
私と、友達の桜と八尋は放課後の黒泉学園のティーサロンにいた。
桜「そうよ、私の別荘に今度の三連休をつかって遊びにこない?」
八「桜の家の別荘か…僕達3人で行くのかい?」
桜「SAのみんなも呼ぼうと思ってるわ」
『SAのみんなもかぁ…』
SAとは白撰館高等学校のエリート7人組。
桜の彼氏である純君や、八尋と私の幼なじみである彗と明もいる。
八「ふー…ん、いいんじゃないかな。
ね、渚」
『あっ、うん。楽しそうだね!』
そう、私と八尋に彗と明は幼なじみだ。
そして私は幼い頃からずっと、八尋のことが好きだった。
でも、
桜「明ちゃん、渚にすごく会いたがってたわよ!」
彼にも、好きな人がいた。
それが明だ。
だから私はずっとこの想いを胸にしまい込んでいた。
でも、明に彼氏ができて少し経って八尋は吹っ切れたように見える。
次は、私が八尋の特別な人になりたいな。
*