出戻り忍者

□5・里帰り
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「じゃあまた」


「はいよ、また食べに来ておくれよ」


「はーい」



少し話し込み、俺は元の道に戻る。
寄り道しちゃったな。
学園はどこかの城に知られて襲撃されるといけないので山奥の入り組んだところにある。
もう慣れたものだが一年の頃などよく迷ったものだ。



ガサガサッ
「・・・・ん」



人などあまりいないような山だというのに木々の音。
動物ならもう少し大きな音になる。
気配は5人、3人は子供のようだ。
親子、と思ったがこんな山奥に用事があるとは思えない。



「学園の関係者…いや」



関係者ならば気配がこんなに荒々しいはずがない。
おいおい赴任早々に問題とか勘弁しておくれよ。





「俺を忍術学園に案内しろー」



おうふ。
思いのほか顔が悪…んん、悪そうな顔の奴らがいた。
2人の大人は多分山賊…3人の子供はうちの生徒だろう。
‥・仕方ない。



「やあ、君たち」
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