【掌編】
□【掌編】十八話
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でもまぁ、誠と茄后美が潰しあい、どうでもいい抗争に明け暮れてくれたら、その間は僕だけがあくあのそばにいられるしな。
でも念のため、忠告しておく。
「健全な学校生活を送りたいなら、関わっても不利益しかない連中だよ――たぶん。痛い目見ても知らないからね?」
「ふふん。だいじょうぶ、あたしは空気読んで逃げるのだけは得意だから♪」
言いつつ、誠は無意味に香水を取りだすと、たいせつそうに指先で転がした。
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