【掌編】

□【掌編】二十話
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 嬉しそうに僕の頭を撫でてくれるあくあは、何だか上機嫌のように見える。あくあ、子供っぽいところあるからな。遠足を待ち望む小学生みたいな笑顔だ。

「それに、個人的にも今回の旅行の裏事情には、ちょっと興味がある――」

 天使の笑顔の底で、悪魔が舌なめずりをしている。

 ぞくぞくとする表情になったあくあが、はんなりと顔をあげて。

「おっと、雑談をしているうちに他の面子もきたようだよ?」

 あくあの視線の先、開け放たれた校門から年代物のやけにボロボロな大型車が入ってくる。

× × ×

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