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□風を感じて 95
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30分ほど休んだ朋美は、更衣室に向っていた、正装のまま休んでいたので着替えるためだ、更衣室に入ると京子たちは着替え終わっていたが、ユニの服を選んでいるようで、まだ更衣室にいた
『あれ?ユニちゃんは?』
ユニがいないことに気づいた朋美は、壁に竹刀袋を立てかけながら、京子とハルに聞く
「リボーン君に用があるって言ってたよ」
「少ししたら戻るとも言ってました」
『そうなんだ…』
朋美はそう言ってスーツの上着を脱ぎネクタイを緩めた時、ユニが更衣室に戻ってきた
「お待たせしてすみません…」
「いいんですよ」
「気にしてないから、それより、これなんかどうかな?」
京子がそう言うと、一着の落ち着いた色の、ハイネックのワンピースをユニに手渡した
「あ…この色いいですね…」
「うん、ユニちゃんに似合うと思うんだ、着てみて?」
「は…はい」







『(こういうのは、京子ちゃんとハルちゃんに任せた方がいいな…私じゃあセンスないもんね〜…)』
朋美はそう思いながら着替えていると、何やら視線を感じて視線の方を見る、すると京子とハルそしてユニまでもが朋美の方を見ていた
『え?何?京子ちゃん・ハルちゃん、ユニちゃんまで…|||』
「いつも思うのですけど…朋美ちゃんて、スタイルいいですよね…」
『Σえっ!?』
「うん、どんな服でも似合うと思うよね!ユニちゃん!」
『ねえ…なんだか…3人とも…雰囲気が…怖いんですけど…|||』
3人に詰め寄られ、朋美は思わずおびえてしまう
「うらやましいです、どうしたらそう言うスタイルになるのか…教えてほしいです!!」
『えっ…ちょっ…3人とも!?』
「というわけで、どんな服が似合うか、朋美ちゃんは暫く私達の着せ替え人形となってください!!」
『Σえええ〜〜っ!!?何故にこんなことになるの〜〜〜っ!!|||』
その後暫く朋美は、京子たちの着せ替え人形と化していたとか…






暫くして、食堂前の廊下では…

綱吉・獄寺・山本・了平の4人は話をしていた
「って事なんだけど…また過去に戻るのかな…」
すると食堂の扉が開く
「用意できたよ」
「おまたせしました!」
「ランボさんおやつ、たくさん持ってきたもんね!」
ランボは嬉しそうにリュックを見せる
イーピンはそれを眺めている
朋美は何やら疲れた顔をしているのに気づいた山本は、朋美に声を掛けた
「どうしたんだ?朋美…何か疲れてねーか?」
『Σえっ?あ…うん、気にしなくていいよ…大丈夫だから…』
「???」
「あれ?ユニは?」
「ここです…」
ユニは京子たちの後ろから出てきた
「どうでしょうか?///」
「似合うでしょ?」
「京子ちゃんとハルで、選んだんです!」
「この格好なら、外に出ても目立たないと思って…」
ユニは京子とハルの選んだ服を着て出てきた、綱吉は思わず見とれてしまう…
「う…うん!似合ってるよ!」
「ありがとうございます」
ユニは照れながら綱吉に礼を言った
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