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□風を感じて 79
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野球の応援へ行ったその日の夕方、夕食を食べていたその時、突如リボーンが…
「お前たち、夕飯食ったら、ちょっと付き合えよ」
と言い放った
『リボーン、私も?』
「ああ、お前もだ朋美」
『でも、片づけが…』
「いいから来い」
『はい…』
朋美は申し訳なさそうに京子とハルを見る
「朋美ちゃん、片付けは私たちがやるから気にしないで!」
「そうです!いつも朋美ちゃんは大変なのにがんばってくれているんですから!」
『本当にごめんね…』
朋美は申し訳なさそうに言った






夕飯が終わり、リボーンの後を綱吉・獄寺・山本・朋美・了平が付いていく
「なんだよリボーン、こんなとこ連れてきて」
「一体何の部屋スかね…」
そうして着いた部屋の前に、先に来ていたであろうジャンニーニがリボーンに話しかけた
「リボーンさん」
「思ったより早く、機動力対策はできそうだな」
「ハイ!スパナなんかに負けられませんからね、ここはこの時代の10代目のコレクションルームの一つですよ」
「Σ!」
「コレクション!?」
「ちょっと失礼しますよ、10代目」
「?」
するとジャンニーニが綱吉の下に来ると、突如メジャーで綱吉の股下を測る
「やっぱり短いですね、足」
「Σなっ!?何なの一体!?」
綱吉はジャンニーニにそう言われ、ショックを受けるが、ジャンニーニはいそいそと部屋の中に入っていく
「やはりサイズ的にも、ヴィンテージのアレがいいでしょうね、待っててください、すぐに用意しますんで」
何が何だか分からない綱吉は、リボーンに抗議をする
「わけわかんないぞ!リボーン!!」
「1日早い課外授業ってやつだな」
「な?」
「白蘭に勝つには、リングと匣だけじゃダメだってことだ」






     コオオオオ!!

「「「「『Σ!!』」」」」
部屋の中から聞こえてくる耳を劈くような爆音にその場にいた皆は驚く
「鼓膜が破れるよ!!何これ!!?」
そう言って綱吉たちは部屋の中を見る、すると…
「すばらしい、ガソリン燃料とまったく同じレスポンス、これならいけそうです!!」
そう言うジャンニーニが出してきたものは、250CCのバイクであった
「バ…!!バイク!?」
「このマシンは私も敬愛する、レーサーレプリカですが、最新のテクノロジーでちょっとイジってありましてね、燃料には、チャージした死ぬ気の炎が使われ、最高出力もアップしています、更に、対炎レーダーの対策もステルス性能を持つ、マモンチェーン素材がカウルとエンジンカバーに使われバッチリです!!」
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