3

□風を感じて 82
1ページ/5ページ

修行初日・みんな不調で終わったこの時、後回しにしていた問題が、突然やってくる…

「あの…お話があるんですが」
その場にいた全員が、声のしたほうを見るとそこには、京子とハル、後ろのほうには何故かビアンキがいた
「よっ、おつかれ!」
『京子ちゃん・ハルちゃん…』
「ハル、どーしたんだ?京子ちゃんも一緒…?」
「ごまかしても仕方ないので、単刀直入にいいます、ハル達にも、ミルフィオーレや白蘭や匣のこと…今 起きていることを、もっと詳しく教えてください!!」
「「「Σ!」」」
「『……』」
ハルの言葉を聞いて、綱吉・了平・獄寺は驚くが、山本と朋美は驚かなかった、朋美はヴィジョンで知っていたし、山本は朋美から話を聞いたためだった
「ちょっ…な…ななな………何言ってんの?ミ…ミルフィオーレ?白蘭?……な、なんだそれ?」
「もうごまかされるのはたくさんです!!私達だけが知らない、事情を隠してるのはわかってるんです!!ハル達もみなさんと一緒に生活をしてる以上、真実を知る権利はあります!!」
「うそ…急に…どーして…?」
『急じゃないよ』
「Σ!!」
「この子達が、自分の意思と力で突き止めたのよ」
「ツナ君、私達も一緒に戦いたいの!」
「……(…京子ちゃん)」
「京子…!!」







「(京子ちゃんがそんなこと…でも…でもダメだ!!京子ちゃん達を危険な世界に巻き込んじゃ…オレ達の戦いの事なんて知らなくていいんだ!!)気持ちはうれしいけど…本当にもうすぐなんだ!!もうすぐ何もかも終わって、元の世界に帰れるから…だから、オレ達を信じて、もう少し我慢して…くれないかな」
綱吉の言葉に、京子たちは辛そうな顔をする
「わかりました、では私達もそれなりの措置をとらせていただきます」
「へ?」

「ツナさん達が真実を話してくれるまで、ハル達は家事をしませんし」
「共同生活をボイコットします!!」

するとビアンキが…
「悪いわねツナ、私はこの娘達につくわ」
そう言って京子とハルの肩を抱いた、するとお風呂上りのクロームも…
「…私も…ボス、ごめん」
クロームに抱っこされているイーピンも頷いている
「イーピン……も!!」
『武君…』
朋美が山本のほうを向くと、山本が頷く
「朋美の好きにしたらいいと、オレは思うぜ…」
『うん、ありがとう…』
朋美はそう言って苦笑いを浮かべると、山本の傍を離れて京子たちの下へ朋美は行く
「朋美…ちゃん?」
綱吉は朋美が京子達の所に行くのを見て、躊躇う
『ごめん、綱吉君…この事に関しては、私は京子ちゃん達の味方だから…』      
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ