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□風を感じて 83
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山本と朋美は武道場を後にした後、シャワーを浴びて私服に着替えてからブリーフィングルームに向かう、するとそこには呼びに来てくれたディーノの他に、リボーン・獄寺・了平の姿があった
「おっ、来たな二人とも」
『隼人君と了平兄さんも呼ばれたんですか?』
「まあな…///」
「おう!修行の進み具合を聞かれたぞ!」
「あれ?ツナは?」
「ああ、今ちょっと席をはずしている…ともかく、お前たちから先に聞かせてもらうか?」
『あ、はい…私たちは家庭教師の人がまだなので、お互いに自主練を…』
「だな、早くボンゴレ匣を使った修行に入りたいっスよ」
「それについてはもう少し待ってくれ…月詠に聞いたら、もうそろそろ着く頃だと言われたんでな」
「そうっスか」
『あ、ジャンニーニさん、3人分のサバイバルグッズ、用意できました?』
「はい、言われた通りに3人分用意しておきましたよ」
そう言ってジャンニーニは3人分の大きいリュックを持ってきた
「?おい伊藤…何故、サバイバルグッズが必要なんだよ」
獄寺がリュックを見ながら朋美に聞く
『これ?修行に必要となるから…』
「えっ!?んじゃあ、山篭りすんのか?」
『必然的にね』
「へ〜っ!楽しみだな、山篭り!」
山本が嬉しそうに言った
「おい、遊びじゃねーんだぞ!」
「分かってるって!」
ちょうどそんな風に話していた時だった…







ブリーフィングルームのドアが開き、綱吉が入ってきた
「ディーノさん!!」
「お、よぉツナ、修行の進み具合をチェックしに来たぜ」
「家事にばっかり、うつつをぬかしてねーだろーな」
「え…は…はい、京子ちゃんにヒントをもらって、少しだけ匣[こいつ]のことが分かってきたんだ、多分もう暴れたりしないと思う…」
綱吉のその言葉に、皆は嬉しそうに反応する
「お?」
「ついに!」
「すげっ!!」
『やったね、綱吉君!』
「さすが10代目っス!!」
「でもまだ、やってみないとわからないけど…」
綱吉がそう言った時だった…
[ラン♪]
「『?』」
[ラン♪]
その言葉と同時に、ブリーフィングルームの壁にかかっているモニターの画面に、何やら丸くて目の付いたモノが突如映しだされた
「何の放送だ?」
[ラン♪ラン♪]
「ジャンニーニ、何これ?」
「それが 分かりません、何者かに回線をジャックされてます!!」
[ラン♪ランラン♪ランランランランラーン ビャクラン♪]
突如、白蘭をモチーフになったキャラクターがモニターに映る
「Σなぁ!?」
それを見たブリーフィングルームにいた皆は驚く
[ハハハハッ!!]
笑い声とともに画面が切り替わり、パフェを食べている白蘭が映し出された
[どう?面白かったかい?]
「白蘭!!」
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