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□風を感じて 86
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トリカブトの後ろから上がる花火が、アルコバレーノのおしゃぶり・マーレリング・ボンゴレリングの形に輝く、それを見た獄寺が悪態をついた
「へっ、ずいぶんと派手派手しいオープニングセレモニーだぜ、下種なオメーらにはお似合いだがな」
「さっさとはじめようぜ!」
「バトルを始める前に、公平にジャッジする審判を紹介しないとね」
白蘭がそう言った時…
「我々にお任せを!」
上空の方から聞こえる声に皆は驚く、すると上空からチェルベッロ機関の女性二人が降りてきた
「き…君達!!チェルベッロ!!」
「正一の話じゃ、いつのまにかミルフィオーレにいたらしいな、一体お前ら何者だ?」
「我々はミルフィオーレ チェルベッロ機関」
「それ以外の何者でもありません」
「ミルフィオーレの…チェルベッロ…?」
「ざけんな!!どのみち敵の息のかかった審判じゃねーか!!」
「この娘達は公平だよ、それがとりえなんだから、それより、ズルをしてるのは君達じゃないのかい?」
「!?」







「99.99%の殺気を消しているのは見事としか言いようがありませんが、わずか0.001%、あなた方の基地[ベース]ユニットから、人の気配がします」
桔梗の言葉に驚いていると、基地[ベース]ユニットからスクアーロが出てきた
「チッ」
「スクアーロいたのー!?」
「なんだよ!来てたのかよ!!」
「来て悪いかぁ!!」
『スクアーロさん、ありがとう…』
「バカ言うな!カスガキがぁ!!///」
「Σいっ!!」
「オレは紛れ込んで暴れてやろうとしただけだぁ///、それだけだぁ!!///ふざけた事ぬかすと叩っ切るぞぉ!!!///」
「ハハハッ」
『相変わらずのツンデレだなぁ…』
「Σえっ!?」
「気にしなくていいぜツナ、スクアーロは朋美に礼を言われて照れてるだけなのな」
「スクアーロって、ツンデレなのー!?」
『うん』
「ああ、そうだぜ!」
綱吉の言葉に、朋美と山本が頷くと「るっせ!!///」と呟いてスクアーロはそっぽを向いた
「立体映像[ホログラム]の君もだリボーン」
「!」
「ここには、ノン・トゥリニオットはないから、本体が基地ユニットから出ても大丈夫だよ」
「気が利くな」
リボーンと白蘭はお互いを見るとニッと笑いあった







「では、参加戦士[メンバー]は基地ユニットにお入りください、フィールド内のランダムな位置へ転送します、参加戦士[メンバー]以外の皆様には、各ファミリーそれぞれにフィールド内に観覧席を用意しましたので、そちらへ、観覧席から参加者への通信は禁止です、観覧席へは各所に設置されたカメラからの映像と、我々の声と、味方の音声しか入りませんのであしからず、なお、観覧席は完全防壁で出来ており、観覧席への攻撃は反則とし、負けとなります」
「では、3分後に開始します、用意してください」
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