風と雨と死神

□風と雨と死神 5
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一護達との共同戦線から一週間…
朋美と山本は頻繁に一護達の世界に来るようになり、一護達と共に虚と戦ったりしていた
そんなある日の事…
「オレと日番谷隊長と乱菊さんは、しばらくの間あっちに戻らないといけないんだ…」
休憩がてら公園で話しをしている時に、恋次がそう言った
『確か、“ソウル・ソサイティ”とか言う…』
「一護から聞いたのか?」
恋次の言葉に朋美は頷く
「そうか…それじゃあ、護廷十三隊は聞いた事あるか?」
『えっと…死神となった人達が所属している隊だって聞きました、恋次先輩も所属しているんですよね?』
「まあ、そうなんだけどよ…(一護のヤロー…説明を省きやがったな…)」







『それで…何しに戻るのですか?』
朋美が恋次に聞く
「あぁ…現世での報告とかしなきゃならねーんだ、副隊長ともなると色々大変なんだよ…」
「『Σ副隊長!?』」
恋次の言葉に、朋美と山本は驚く
「な…なんだよ…」
『恋次先輩って、副隊長さんなんですか!?』
「あぁ、六番隊のな…」
「すげー…」
朋美と山本は尊敬の眼差しで恋次を見る
恋次はそんな二人を見て、顔を赤らめてためらう
「オレの事は置いといて…///オレや日番谷隊長と乱菊さんが戻っている間、替わりに三番隊の副隊長と九番隊の副隊長がこっちに来る事になったからな」
『三番隊の副隊長さんと…』
「九番隊の副隊長さんがっスか?」
「あぁ…何か困った事とかあったら、その二人に言えよ、オレからも二人にお前達の事、話しておくからな」
『はい!』
「うっス!」
朋美と山本が返事をすると、恋次は少しホッとした表情をした
「明日お前達がこっちの世界に来る時には、二人に替わっているからな」
「んで、お前はそのまま向こうにいろ」
一護が悪態をつく
「んだと…」
一護の言葉に怒りを持った恋次が一護を鋭い目つきで見る、その様子を見た朋美は慌てて一護と恋次の間に割って入る
『お二人共、ケンカはダメですよ!!』
オロオロしている朋美を見たルキアは、溜め息をつく
「あははっ、本当に仲が良いんだな、黒崎先輩と阿散井先輩は」
山本が満面の笑みで言う
「「仲が良い訳じゃねー!!」」
一護と恋次二人揃ってそう言う
朋美はその様子を見てオロオロしている、すると…
「ほっとけよ、アイツらの事は」
その言葉に驚いて、声のする方に振り返ると、一角と弓親がいた
『一角さんに弓親さん…』
一角と弓親は共同戦線後、改めて一護から紹介されてその後、朋美と山本と仲良くなったのだ







「アイツらの事はほっといて、行くぞ」
一角はそう言うと、朋美と山本の腕を掴んでどこかへ連れて行こうとする
「斑目三席、どこへ…」
ルキアは慌てて一角に聞く
「決まってるだろ、パトロールだよ、パトロール!途中で駄菓子屋に寄るからな、何か奢ってやる!」
「良いんスか?」
山本が一角に聞く
「良いに決まっているだろ!さ、行くぞ!!」
一角はそう言うとさっさと行く、朋美と山本とルキアと弓親はついて行く
「Σ置いて行くな!」
「Σ一角さん、待って下さい!」
置いて行かれそうになった一護と恋次は、慌てて一角達を追いかけた
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