Dグレ男装夢小説 Wearing men's clothes

□第三夜 私のピンチ
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それは、ある日の夜中の事だった。

「あれ、ユエ、こんな時間にお風呂さ?」

『あ、ラビ』

説明しよう!コムイの自己中で絶賛男装中の私は、
皆が入らないようなおそ〜い時間にコソコソ入っているのである!

『そ、そう!晩御飯のあと、遅めのお昼寝しちゃって……。ちゃんとした時間に入れなかったんだ〜』

「え、でもユエ、
晩飯のあとはずっとユウと喧嘩してたじゃ『それじゃ、またね!』

私は全速力で逃げた。

「……足、速すぎさ…。ん?これ……」









『お風呂の効果音が
カポーン
だなんて、誰が考えたんだろうねえ』

私は独り言を言いながらお湯に浸かっていた。

ちなみに格好は、タオルを下半身に巻き、念のために上は湯船の段差にくっつけて隠している。

人は居ない。
だって夜中だも〜ん。

『ん、そろそろ頭洗ってこよ……』

人が来ないうちに、手早く!とにかく手早く洗うのだ。

ちなみに体は湯船に浸かる前に軽く流してあるのでご心配なく。

まず頭を洗う。ショートなので楽ちんだ。

あ、これでもトリートメント使ってるんだぞ。
誰だ、今笑った奴!


次に洗顔だ。

あ、これでもお茶石鹸つかってるんだぞ。
誰だ、今笑った奴!

最後は体。上から下に向かって洗うのだ。

ん、あっれ、いつも愛用してる……

『特製シュカシュカ柔らかスポンジが無い……』

おかしい。部屋に置いて来た?
いやいや、持ってきた記憶がある。

と、すると……

『あの時だな……』

そう。あせってラビから逃げたとき…!
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