Dグレ男装夢小説 Wearing men's clothes
□第四夜 満月の夜
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『えーーと……』
こんにちは。読者様にはもうお馴染みかもしれないユエ・ミストバトラーです。
今回はAKUMAが出た(かもしれない)町に来ています。
とは言っても、イギリスだから近所だけどね。
え?なんで<えーと……>って言っていたか?
ああ、それは……
『おかしいなあ、確かこの辺なんだけど』
迷子の職人
だから。
(現在進行型)
『あれ、ここかも「
AKUMAだーー!!!!
」
『どええっ!?いきなり!!』
私は走っていった。
「AKUMAだぞ 殺されるー!」
声はあっちからする。
『おい!何事……』
と顔を出すと、常識人ぽいおっちゃん達がいっぱい……と、ちっこい少年と、白髪の少年。
え?白髪?
「ホレ見ろジャン!お前が殺されるなんて言うから真面目な人が二人も」
『じょ、冗談……』
「悪いな。コイツのイタズラなんだ。悪魔だの騒いでは大人を脅かして遊んでんだよ」
対するイタズラ少年は遊びじゃないだとか子供扱いするなだとかほざいていた。
オオカミ少年よ。だれも聞く耳持ってくれないぞ。
白髪少年(コイツが助けに来た人@なのだろう)もなんとも言えないような顔をしている。
その時、私の背筋にゾクっと独特の寒気が走った。
『!(これは!)』
__AKUMAの気配!!__
何を隠そう私は生まれてこの方 超! 霊感体質の持ち主なのだ!!
てか、この近くにAKUMAがいる?
まさか、ジャンが言っていた事はホントの事なのか……?
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