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□消せない愛
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ツヴァイルト誰もがユキに愛情を抱いている。
しかし神の光には手を出すな。
それは暗黙の了解。

わかっているのに止められなかった。
一度だけでいい。

彼女の体温を知りたい。

とうとうある晩部屋を訪ねてしまった。

「諒祈? どうしたの?」

「話がある」

「話?」

ルカがシャワーを浴びに行っていた。その瞬間を狙った。

「何? 話って」

華奢な彼女をベッドに押し倒すのはいとも簡単だった。

「きゃあ!」

手首を掴んで押さえつけ、馬乗りになる。

「いや! やめ……っ!」

無理矢理唇を重ねた。
真っ白なワンピースの上から胸をわしづかみする。

「だめっ、諒祈!」

「愛してる。ユキ」

「え……」

「ずっと前から貴女を愛してた」

「嘘……」

「嘘じゃない」

茫然としている隙に彼女の下半身へ手を伸ばした。スカートの中に手を入れる。

「やっ!」

止めるのも聞かずにパンティーをずり下ろし割れ目に指を差し込んだ。湿っているそこに笑みが浮かんだ。

「濡れてるな」

「だめよ、あさぎ」

「感じてるくせにか?」

足を左右に大きく開かせて自らの欲望を熱く濡れた場所に突き入れた。

腰を動かす度繋がった場所から卑猥な音がする。

「ああん……あ、あ!」

手の届かない存在だと諦めていた神の光を自分のものにしている。そう思うと興奮した。

「すげぇいい……」

「諒祈、いやぁ! あ、あ」

「愛してる」

何度も腰を打ち付けて。

「だめ……あさぎ」

「ユキ……」

「あ、あん、だめ、だめ――」

搾り取られるように中が収縮する。我慢せずに精液を思い切り注ぎこんだ。ピクピクと揺れる彼女の身体。

泣き顔を見ながら諒祈は満足気に微笑んだ。

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