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□ルカの隣
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いつも味方でいてくれて、助けてくれるルカ。
単なる主従の関係じゃなく、繋がっていてくれると信じられる相手。
これからも一緒にいたいし、大切にしたい。
夕月はそう思った。

「あの。ルカのこと、もっと色々教えてくれる?」

一緒のソファに座るなりルカに迫った。

「俺のこと?愉快な話などないぞ……」

無口なルカには自分から話をふらないと始まらない。

「えっと、じゃあ……」

ふと、中庭で十瑚とルカが二人きりで話していたのを思い出した夕月。

「さっき十瑚ちゃんと二人で何話してたの?」

「え?ああ……」

前世で夕月と恋人であったことをいつ打ち明けるのかと聞かれていた。
何度も話すつもりはないと言っているのに度々聞かれるのだった。

「何か真面目な話してるみたいだったから……」

もしかして十瑚がルカに告白していたのでは?と勝手に思い込んでいた夕月。

「別に……大したことじゃない」

「本当?」

「ああ」

ルカの返事が素っ気なくて不安になる。
二人が恋人同士になるならお祝いしなくては、そう思うのに。
受け入れられない自分がいる。
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