〜Another Moon,Other Stars〜 無印編

□真の強さを求めて!セレネスの猛特訓
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 『Dear Mom.

昨日は十番街ってところへ行ってみたの

十番街にはセーラーVというヒーローがいてね、その方に偶然出会うことが出来たの

セーラーVさんが言うにはね、強さと優しさを持ち続けることが一番大事だって。ママも同じことを前にも言ってくれたよね?

紗織もセーラーVさんみたいに強かったら、化け物が出ても戦うことが出来るんだけどな〜

From 紗織』

「これでよし、と」

「終わったのね?今日も1日の始まりだね、紗織」

「うん、今日も1日頑張ろうか!」

「じゃ、行ってきま〜す」

今日も学校へと出かけていく紗織、お留守番をするシルフィ。

だんだん慣れてきたセーラー戦士としての生活。

最初は戸惑ったが自然と受け入れることが出来たのもひとえに紗織の誰かのために頑張るという強い意志力の賜物であった。

この前は十番街へ出向いてセーラーVと出会う幸運も得る事が出来た。

共に幻の銀水晶とプリンセス・セレニティを捜し求めるという共通の目的を持つ心強い仲間、セーラー戦士が自分1人だけではなかったこともそのとき初めて知ったのだ。

しかし、それと同時に紗織は1人で戦うことの限界も実感することになった。

力を合わせて戦う、と言っても今後現れる妖魔が強力になれば2人でも太刀打ち出来なかったら・・・?

現にこの前の戦闘では一度として妖魔相手に優位に立てずにセーラーVの協力があったから戦えることが出来たのだから。

(私がもっと強くならないとセーラーVの足を引っ張ることになる・・・私、もっと強くならなきゃ!)

紗織は強くなるための特訓することを心に決めた。
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