〜Another Moon,Other Stars〜 無印編
□銀水晶はどこに!?瞳はダイヤモンドの輝き?
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ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、オパールetc・・・この世にはありとあらゆる宝石が存在する。
しかし、実在する宝石とは全く違う幻の銀水晶と呼ばれる宝石とは一体どんなものか?紗織ですらセーラー戦士になって初めて聞かされた未知の存在である。
事前にインターネットで調べたことやシルフィから聞かされたことを上手く整理して臨んだつもりだったがかねてからおしゃれに興味を示してこなかった紗織にとって宝石はまさに未知の世界そのもの。
いくら紗織が何不自由しない生活を送っているとしても宝石が欲しいと思ったことがないと言い出したら周囲が黙っていない、そういう星の下に生まれたことをさすがに紗織は恨んだかもしれない。
「う〜ん、結局手がかりはゼロ、か・・・無駄足だったかも?」
「仕方ないよ、でも、いろんな宝石があるんだね、見とれちゃうよ」
「こらこらシルフィ、目的を間違えちゃダメ、と言ったのはどこの誰かな〜?」
「わ〜、ゴメンゴメン。ゴメンったら〜!」
思うような結果を得られなかったことへの焦りか、無意識のうちにシルフィに当たりそうになる紗織。
しかし、もう一言言おうと思ったが最近あったことを考えるとここで強く言うのも申し訳ないと思い自制した。
現にいきなり大きな使命を背負ってしまったのは事実だし、それを解決するためには行動するしかない。
そのためにできることをやる、と決めたのは紗織自身の意思だったから。
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