☆本棚☆
□真夏の夜に‥
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「 朝だぞ、越前、起きろ!! 」
朝一にこの手塚の声は心臓に悪い
「 ぎゃっ 」 とひと声あげてリョウマは飛び起きた。
「 何そんなに驚く‥越前、失礼だぞ 」
「 だって突然で‥ってか部長、約束破った 」
「 ああ、ゲームか。すまなかったな‥ 」
「 まぁ‥それは今夜リベンジ‥って事で、ていうか夜中に帰って来て眠ってんの起こすなよな 」
「 ? 」
「しらばっくれて…オレのほっぺ触ったり手握ったりしただろ、、 」
「 ?? 」
「 手塚? 」
「 越前…オレは11時には帰ってそのまま自分のベッドに入って寝たぞ。 」
「 え? 」
「 オレは昨夜お前に触れていない… 」
そう言われれば…
ベッドは壁にくっついていて‥あの手は壁から‥?!?!
「 うわぁ〜〜っ 」
…合宿所内に越前の雄叫びが響き渡ったのであった。