短編
□風邪
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――今日は三日ぶりにかごめが現代から帰ってきたので犬夜叉一行は再び旅をつづけるべく、楓の村をあとにした。
【風邪】
「犬夜叉、そろそろ休憩しませんか?」
弥勒が先を行く犬夜叉に声をかける。
「うん、そろそろおなかも減ったし、犬夜叉、お昼にしようよ!」
それにかごめも加わり、休憩するように促す。
「けっ・・・これだから人間は・・・」
と憎まれ口を叩きつつも、かごめが帰ってきたので機嫌の良い犬夜叉は、さらりと弥勒たちの要望を受け入れた。
・・・と、その時。
―――フワッ
「なっ・・・殺生丸!」
犬夜叉たちの前に殺生丸が現れた。
「久しぶりだな、犬夜叉。」
「何しに来やがった!」
犬夜叉は腰の鉄砕牙に手をかける。
「お前に用はない。今日はその女に用があって来たのだ。」
そう言って殺生丸が指したのは・・・