短編
□“好き”
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それは何時もの事。
「かごめ!!なんで毎回毎回あいつの事逃がすんだよ!!」
「だからあんたが顔合わせる度に喧嘩するからよ!!」
何時ものお約束。
犬夜叉とかごめは喧嘩をしていた。
【“好き”】
「あ。」
「!」
旅の途中、犬夜叉とかごめはほぼ同時に反応した。
「(四魂のカケラの・・・)」
「(この匂い・・・)」
そして、案の定、“彼”は現れた。
「かごめ〜v」
「「鋼牙(くん)!!」」
そして何時も通り足蹴にされる犬夜叉と手を握られるかごめ。
それに腹を立て、鉄砕牙に手をかけた犬夜叉をかごめが「おすわり」で沈めた。
それが原因で二人は喧嘩をしている。
毎回、全く変わらない何時もの事である。
仲間達も、『もう飽きた』とばかりにうんざりした顔をした。
「またじゃ・・・。」
「・・・どうする?」
「我々はあちらで休んでいましょう。」
「ミィ〜」
と、さっさと木陰に移動し、休憩している。